防災スクール
5時限目
みなさん!こんにちは!今回も木村がお邪魔します。
夏本番!と思っていたら、梅雨真っ盛りですね。
バイク通勤の私には堪えます^^;
変な気候ですので、お身体に気をつけてすごしてくださいませ。
さて、今回は「耐震補強」について、お話して参ります。
全体として、どんな種類があって、どういうものなのか、その概要をつかんでいただければいいと思います。
具体的な方法は、工務店さんなどに聴いてみるといいでしょう。
●耐震補強======================================================================
補強方法にもいくつか種類があります。主なものは
「補強(家を頑丈にする)」
「制震(家を粘り強くする)」
「免震(家が揺れないようにする)」
…の3つです。以下が概要です。
□耐震
最も一般的な耐震補強です。
壁に構造用合板(強度の高い合板)入れたり、筋交いを入れたりして壁を強くしたり、家が転がらないように基礎と家屋を強固に結合したり、方法は様々ですが、目指すところは「地震に耐え得る強度にする」ことです。
外付けの部材から、壁の中に仕込むものまで、幅広くあります。「免震」に比べ、工事が小規模なので、今住んでいるお宅の強度を増したい場合には、最も一般的な方法と言えます。
□制震
最近普及してきた技術の一つです。
家そのものを粘り強くして、地震の揺れを吸収してしまうというのが、「制震」といわれるものです。
壁の中に「制震テープ」を入れたり、制震装置を用いたりすることで、揺れを吸収するのが狙いです。
基本的には壁の中に制震材といわれる「制震の役目を果たす部材」をいれますので、工事は壁をはがすレベルになると考えてよいでしょう。
「耐震」リフォームをする際に「制震材」を使用することもあるようです。
そうした、「併せ技」も、工務店さんと、よく検討してみると、より最適な補強になります。
「制震」は「免震」と混同しやすいので、気を付けて見てみてください。
□免震
制震と同じく、最近普及してきた技術です。
建物と基礎の間に免震装置(ダンパー(緩衝器)やべリング(「ころ」のようなもの)など)を入れ、地面が揺れても建物が揺れないようにすることを言います。
家屋と基礎の間に工事が入りますので、規模としては大きなものになります。また、費用もそれに伴います。
最近は、すでに免震構造になっている家屋が多く出ているようですので、買い替えをお考えの方は、そういったところにも着目してみると良いでしょう。
どの補強方法にするかは、その詳細、地域性や家屋の状態、予算、工事期間などを踏まえ、工務店などに相談するとよいでしょう。
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今回は、雰囲気をつかんでいただきたかったので、大まかな説明にとどめさせていただきました。
え?!手抜きではありませんよ^^;夏休みだから、短縮授業です。
次回は、いよいよ「家具の固定」について、見ていきましょう!
今回も、ありがとうございました。次回は少し長くなりそうですが、よろしくお願い致します。^^
木村
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