防災士の日記

新潟県中越地震から2年・・・「復興はこれからだ」

みなさん、こんにちわ!
いつもいつも読んでくださっている方、本当にありがとうございます。
新しく読み始めてくださった方、長い文で申し訳ありませんが、お付き合い下さい^^;

さて、
テレビやラジオでも報道されていたように、昨日「10月23日」は「新潟県中越地震」の発生した日でした。

この場をお借りして、被災された地域皆様の一刻も早い復興と、無念にも犠牲となられた67名の方々のご冥福をお祈り申し上げます。

現地の方が「今までが、地震直後。これからが復興だ。」とコメントしていらっしゃいました。

地震によって生活の根底が崩れ、一定の生活ができるようになるのにかかるのが2年。
地震発生前のような生活に戻るには、それ以上の時間がかかるということです。

辞典で、「復旧」と「復興」を引いてみました。

復旧:前の状態にもどすこと。こわれた物や乱れたものがもとの状態にもどること。
復興:一度衰えたものが、再び盛んになること。また、盛んにすること。

さきほどのコメントに合わせると、これまでが復旧、これからが復興。といったところでしょうか。かつてあった、盛り上がり、つまり人の活力を取り戻すことが、「本当の復興」と言えるようです。

さて、これが東京の場合、どうなるでしょう?
東京は、人が年中あふれかえり、建物の数が圧倒的に多く、交通システムや、地下構造も複雑に入り組んでいることは、言うまでもありません。
とすれば、東京で大地震が発生した場合、復旧にさえ、2年以上の時間を要することも考えられます。
仮に、東京という環境が幸を奏して、復旧に要する期間が1年だったとしても、人的な被害や、物理的な被害があいまって、巨大な経済打撃となり、日本にとって致命的な危機ともいえる事態が引き起こされるのは、想像に難くないばかりか、それを上回るおそれさえ背負っています。

「そうならないため」にも、「いまできること」を「いまできるうちに」やることが、必要なのです。

以前、そんなお話をしていたら、こんなやりとりが、ありました。
「そんな、いつ来るか来ないかも分からないもんに、金は出せないよ。」
「いつ来るか来ないか分からないから、今のうちにやらないと意味が無いんですよ。」

「そんなこと言われなくても、分かってるよ!」と言われても仕方が無いほど、当たり前のことです。しかし、いまだに多くの方が、その当たり前のことに取り掛かれないでいます。

少し失礼な表現になりますが、分かりやすく言うと、
「忙しかろうが 暇であろうが 何もしなけりゃ ゼロはゼロ。」
理由は、それぞれ様々あると思います!あるとは思いますが、それは地震の後までしまっておいていただいて、まずは、自らと、大切な人を最低限守れるだけの準備をしてください。

グリーンクラブのものでなくてもいいです!グリーンクラブをご利用いただければ、それはそれで、この上なく嬉しいです(TーT)が、この際、なにがしかの準備をしていただければ、それでよし!です。

今日は、いささかならずとも無礼な言い回しといわざるを得ない、乱暴なものの考えようをしてしまいましたが、それが実際であり、真実だと、強く想い、ご無礼をいたしました。申し訳ありませんでした。

しかし、これで皆さんの防災意識が少しでも刺激されれば、幸いでございます。

ありがとうございました!!


ちょっと過激な防災士 木村周吾

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